福岡市立平尾霊園にて、入り口階段に安全性の高い手すりを設置しました
こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。福岡市立平尾霊園にて、急な階段の入り口に安全性の高い手すりを設置させていただきましたので、ご紹介いたします!
施工後のお墓
福岡市立平尾霊園 手すり取付
ご相談いただいた経緯と状況
平尾霊園にお墓をお持ちのお客様からの、お墓についてのお悩みのご相談です。実は少し前に、霊園の門前にあるお店ということでご相談に寄ってくださっていました。
こちらがご相談をいただいたお墓です。参道から高い位置にお墓があり、中央にある階段を上って墓地に入る、平尾霊園には昔からよくあるタイプのお墓です。左官仕上げで、周りにも同じような構造のお墓がたくさんあります。かなり昔に建てられたお墓ですがきれいにお参りされていて、大切にされてきたことがうかがえました。
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階段は、踏み込み部分もあまり奥行きがなく、一段ごとの高さも高いので急な印象です。お客様のお困りごとは、この階段でした。お年を召すにつれて、お参りのたびの上り下りが年々大変になってきたので、階段に手すりをつけたいとご相談をいただいていました。
コンクリートの洗い出し仕上げで、表面はこのようになっています。よくお手入れをされていますが、長年の間に老朽化も進んでおり、ヒビが入っているところもありました。手すりを設置するために階段の一部に穴をあけるため、その影響で老朽化したコンクリートにヒビが入ることもあるかもしれませんので、事前に現状を撮影してお客様にもご確認いただきました。
手すりを付けるという作業のみですが、今回は口頭のみでではなく、ご高齢のお母様にも分かりやすいようにと図面を作成してご覧いただきました。階段に設置した2本の支柱で手すりを支えます。ご納得いただいて、工事に取り掛かりました。
完成しました!
工事完了です!
階段に穴を抜いて、強度を保てるように支柱を埋め込んで設置、高さ調整をしながら階段と平行になるように角度調整して取り付けました。手すりの手前端は下から1mほどの高さで、お母様が使いやすい位置に手すりがちょうどくるように設置しています。
材質はアルミ製で、手すり部分は外側が樹脂加工されたグリップ力のあるものを採用しました。滑りにくいので安全性が高く、安心して使っていただけます。手すりを付けるだけの簡単そうな作業ですが、参道部分にはみ出さないように、安全性はもちろん耐久性も十分確保できるように、色々な面を考慮しながらの作業です。
階段上から見たところです。これだけ角度のある階段で手をかける場所が全くないのでは、足元が心配な方にしてみればかなり不安ですよね。安全な手すりが付いたことで、これからも末永くお参りいただければ嬉しい限りです。
工事を終えて・・・
お客様には、打合せ通りに完成した手すりをご覧になって安心していただけたご様子でした。ただ、建てられて長い年月が経ったお墓にはほかにもお悩みがあるそうで、「また相談したいことがある」というお話もいただいています。何かお困りの際には、またお気軽にお店にお立ち寄りください^^
今回ご相談いただいたお墓は、お話したように平尾霊園ではよく見られるタイプのお墓です。昭和3,40年代に作られたお墓に多く、参道から階段を数段登って墓所に入るため、ご高齢になって登るのが大変で…というお話も時々うかがいますが、今回のように手すりをつけるだけでも、スムーズに安心してお参りいただけるお墓にすることができます。設置の際は、滑りにくく安全性の高い材質であること・強度が高いことはもちろん、階段の間口が狭いことも多いので、できる限り手すりを外側にして階段部分を広くとれるようにしたり、参道から登り始めるときにちょうど良い高さになるように調整したり、細かい点まで配慮して設置しています。ご心配な方には、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
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