福岡市医師会館様にて、インド産ニューインペリアルレッド（赤御影）で銅像の台座を作成しました。木製から変更、高級感ある重厚な仕上がり

こんにちは！　福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平です。福岡市の医師会様にある銅像の台座を作成させていただきましたので、ご紹介いたします！

完成のようす

 

ご相談いただいた経緯と施工前の確認

今回は、銅像を作られた会社様やお世話になっている知人の方からご相談いただきました。木製の台座を石に作り替えて、設置場所を変更したいという内容でした。

早速現地へ向かいます！

 

福岡市早良区の百道にある、福岡医師会館様からのご相談でした。周辺には、福岡ヤフオクドームや福岡タワーがあり、観光客の方も多いにぎやかな場所です。

 

こちらが今回ご相談いただいた銅像です。これまでは建物6階に設置されていましたが、今回1階の玄関に移されたいということでした。それにともなって、台座の強度をより高めるため、これまでの木製から石製へ変更したいとお考えでした。木製でも強度としてはもちろんある程度ありますが、移動するにあたってより丈夫に、そして見た目も重厚になるようにとのことでした。

 

 

木製の台座の中はこのようになっていました。今回台座は石に変更しますが、木製の時と同様、銅像をボルトでしっかりと固定しますので、穴位置を確認するため内部を確認させていただきました。

 

 

このように背面に点検口が設けられていましたので、少し動かしてここから内部を確認しました。

数種類の石の種類でお見積もりを検討いただいた結果、最終的にはこの赤い御影石を採用していただきました。インド産ニューインペリアルレッドという赤御影石です。高級感があり、銅像の色とぴったりの色合いです。

 

この場所に、台座を新しくした銅像を移設します。たくさんの方の目にとまる、正面玄関の一番いい場所です！

 

完成です！

台座作成と移設が完了しました！　大理石の白い壁に映えていて、思ったとおり、より重厚ですばらしい仕上がりです。

 

木製の台座から、銅像と正面・側面のプレートを一度取り外し、新しく作成した石の台座にボルトで再度固定しました。プレートを取り付ける位置も、高さ等以前と同じくらいになるよう調整して穴加工をし、設置しました。

 

今回は、十分な厚みの石を貼り合わせる形で設計し、作成しています。ひとつの石で作成すると重量が大きくなり、今回のように設置場所が室内の場合には床の強度の面も気にしなくてはなりませんし、移設の際も大変です。ですので今回は、パーツを持ち込んで現地で貼り合わせ加工をしています。

背景が白い大理石なので、カメラの角度によって赤御影石の色合いも違って見えますね！
このインド産ニューインペリアルレッドは、硬くてツヤのいいきれいな石で、昔からビルの内装など、高級感ある場所に使用されています。

 

銅像は以前と同様、2本のボルトでしっかりと固定しました。強度の面でも十分に安心の仕上がりです。

 

施工を終えて・・・

今回は寸法やデザインなどについては、はっきりと指定されているものがありましたので困ることもなかったのですが、もともと木に設置されていた銅像やプレートを新たに石に設置する際は注意が必要な点もあることを再認識しました。いつも気をつけてはいるのですが、以前のものと違和感がないよう、穴の位置なども正確に把握しておかなくてはいけないなと、改めて勉強になりました。

現場では職員の方々が立ち会ってくださり、貼り合わせの施工の際もリアルタイムで見守ってくださっていました^^ たくさんの職員様にお世話になり、ありがとうございました。喜んでいただけてよかったです。また、銅像を作成された会社様や、知人の方にもご報告をして、とても喜んでいただけました。たくさんの方の目に止まる場所に移って、これからも皆さんを見守ってくださることと思います^^