ご納骨が無いため管理が難しく、草が伸びてお困りだったお墓じまい。福岡市平尾霊園にて

こんにちは。平尾石材店の寺田公平です。平尾霊園にて、ご納骨が無いため管理が難しく、草が伸びてお困りだったお客様のお墓じまいをお手伝いいたしましたので、お伝えいたします。

 

 

ご相談いただいた経緯と状況

今回のお客様は、霊園前にある当店のことはご存知でいてくださっていて、ホームページからご連絡くださいました。状況としては、お墓を準備してから時間が経ち、ご納骨の機会がないまま、草が生い茂ってしまった。また、お墓が少しズレてしまって、今後のことを考えると維持管理が難しいため、お墓じまいをしようと思われたそうです。

 

ご相談を受けて、実際にお墓にうかがいました。お伺いしていた通り、確かにかなり草が生えてしまっていました。とても気になられたのもよく分かります。

 

ご納骨をしていないお墓ということでしたので、頻繁にお参りに行く習慣がないというのは仕方のないことだと思いました。

お見積もりを差し上げて、ご納得いただいて、ご契約、ご依頼をいただいて工事に入ります。ただ今回は、当店の工事の予定が込み合っていたため、お客様にはご依頼をいただいてから数ヶ月お待ちいただくことになってしまいました。長い期間、お待ちいただきまして誠にありがとうございました。

いよいよ工事日を迎え、工事に入ります!

 

 

工事の様子

工事前に手を合わせた後、まず安全な工事を行うため、草を刈りました。墓石の各部分を丁寧に一つ一つ取り扱い、順番にひとつずつ取り除いていきました。これは台座の部分を吊り上げて撤去しているところです。

 

お墓の本体部分をすべて取り除きました。 この後日に続けて、納骨室部分や基礎を解体していきます。

 

日を改め、納骨室の解体工事に入ります。このようなしっかりしたコンクリートの型枠で流され作成された納骨室がありました。掘削してバラバラにし、搬出します。

 

コンクリートの部分をきれいに取り除いたところです。一生懸命、職人が工事を進めますが、この状態になるまで一日以上かかります。頑丈に作られています。

 

外回りの外柵のブロックを取り外しているところです。外柵が外側に倒れるとお隣のお墓にぶつかってしまいますので、内側に倒せるようにまずは中から土盛りの土を撤去していき、それから外柵を取り除きます。周りのお墓に迷惑がかからないよう、境界部分は特に注意を払って作業していきます。

 

工事完了です


お墓じまいの工事が完了しました!

土を取り除いてそのままの状態にしておくと、雨で土が流れ出てしまうので、傾斜部分にはこのように土嚢を積み上げておきます。また、こうしておくと、来年以降に再募集がかかって次に利用される方が基礎工事に入る際工事に入りやすいという理由もあります。

 

お墓じまいを終えて・・・

作業が終わりましたら、その様子を写真に収め、お客様にご郵送をして、ご確認いただきました。長年管理が大変だったそうなので、これで心配の種がなくなりホッとされたことと思います。

様々なご事情でお墓じまいをされる方は増えています。ただ、お墓じまいに限らず、「どうしたらいいのか分からない」「私たちにとって、どうしたらいいのかな?」などの状況になられましたら、お困りの内容をご相談いただけるとうれしいです^^  お困りの状況を伺って、どうするのがお客様にとって一番良いのかをご一緒に考え、お手伝いできれるように心がけてまいります。