平尾霊園にて、お墓洗浄と目地入れのご依頼をいただきました。20年前にお墓のリフォームをさせていただいたお客様。
こんにちは! 福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいています、平尾石材店の寺田公平と申します。20年前からのお客様より平尾霊園のお墓洗浄と目地入れのご依頼をいただきましたので、その様子をご紹介いたします!
施工前後のお写真
ご相談いただいた経緯とご状況
今回のお客様は、平尾霊園に古くからのお墓をお持ちのお客様で、20年ほど前に当店でお墓のリフォームをさせていただきました。リフォームのあとも、お墓の様々なことや仏事のことでお声をかけていただいて、ずっとお世話になっているお客様です。
20年ほど経ったということで、お墓の目地を保護している墓石用のシリコン目地に劣化している部分が見られるようになっていて、気になっていらっしゃいました。さっそく現地に確認に向かいます!
施工前の状態です。お客様のお墓はとても広い面積で、お参りするスペースがかなり広くとられており、その部分を石貼りで作らせていただいていました。その貼り石部分の目地に劣化してきている箇所がところどころ目立つようになっていました。印の部分は劣化して切れてしまったりしていた箇所です。
全体で見るとこのような、とても立派なお墓です。通常、10年から20年ほど経つと、シリコン目地は劣化してきてしまうので、このようにいつもきれいにお参りされているお墓でも避けられないことではあります。
一番劣化が進んでいるところでは、このように目地がはがれて、そのはがれた箇所に苔が生えてしまっていました。
他にも異常がないか、念のためお墓の点検をさせていただきましたが、大きなズレや問題も見当たりませんでした。ですので、今回は目地の入れ替えと、お墓の洗浄をさせていただくことになりました。
目地入れに関する記事
●100年前のご先祖墓の水垢取りと墓石クリーニング、金箔文字や目地入れ修理が完了。博多区のお寺様にて
●お墓のクリーニングで黒ずみや水垢の除去、目地入れ等が完了。17年前に外柵リフォームをしていただいたお客様のお墓、福岡市平尾霊園
●数年前に追加彫刻をいただいたお客様より、お墓のクリーニング、棹石・霊標の金箔入れ、目地修理のご依頼をいただきました。福岡市西部霊園
完成しました!
完成です!
貼り石部分はインド産のアーバングレイという石種ですが、きれいに洗浄することで、20年経った今でも光沢があって新品同様の美しさを取り戻しました!
棹石と上台のつなぎ目の部分です。一度古い目地をすべて取り去って、新しく目地を入れなおしています。棹石は、日本でも最高級と呼ばれる庵治石(あじいし)で作られています。お客様がご先祖さまから代々受け継がれたもので、細やかな模様がとてもきれいな石です。20年前に当店でお墓をリフォームをさせていただいた際に、大切に受け継がれてきた石を残してリフォームをしました。その石もきれいに洗浄して、また美しい模様が見られるようになりました!
納骨室の天井部分です。こちらもきれいに目地を入れなおして、丁寧に洗浄をしました。光を反射してキラキラ輝いていますね!
入り口の階段部分、袖石との結合部分です。こちらも汚れなどが溜まりやすいところですが、きれいに目地を入れなおして洗浄しました。
後方からのお写真です。高台にあるお墓で、景色のいいところです。スッキリときれいになったお墓で、ご先祖様も気持ちよく景色を眺めていらっしゃることでしょう^^
施工を終えて・・・
今回の洗浄は、高圧洗浄などの特殊な技術ではなく、新しく目地をいれる前にブラシなどを使って丁寧に水で洗浄をする方法でしたが、それでもこれだけきれいにすることができました! 20年という年月が経ちましたが、リフォームしていただいた当時のお墓と変わらないくらいに輝いています。
お客様には完成のご報告を差し上げました。実際に見ていただけるのは、お盆のお参りのときになりそうです。きれいになったお墓をご覧になって、喜んでいただけるとうれしいです^^
今回は、20年ほど前のリフォームからこれまで、長いお付き合いをさせていただいているお客様からのご相談でした。その間にもお仏壇のことや、お墓のことで気になる細やかなことなどをいつもご相談くださっていました。信頼してお任せくださって、いつもとてもうれしく思っています^^ 今回は少し大掛かりな工事になりましたが、これから先、次の世代のご家族様も安心してお参りいただけるお墓になったと思います。
お盆にお越しの際には、お店の方にもぜひお立ち寄りください。ご感想などお聞かせいただけるとうれしいです^^